気付きから生まれた世界初のカーナビ

ホンダコレクションホール

ジャイロケーター
1970年代に入り自動車業界でエレクトロニクス技術が急速に発達し、ホンダ技術研究所は大きな危機感を抱いていた。あるとき、開発者達は自衛隊の見学の機会を得た際、戦車が走行しながらも砲身は常に標的を捉え続けてる事に気が付く。この技術をクルマに応用できないか。開発者達はあらゆる可能性を探求し、また、増大する自動車交通や行動圏の拡大によって渋滞が引き起こされ、無駄な燃料消費、運転者の体力や神経の消耗、さらに時間的なロスなど多くのエネルギーロスを強いられてることから、ホンダは大掛かりな設備や外部施設に依存せずに自動車自身が自車位置情報を獲得する完全自立航法にめを向け試行錯誤を重ね開発に取り組んだ。

ホンダは世界初の地図型自動車用ナビゲーションシステムとして、1981年発売された。移動方向を検知するガスレートジャイロセンサー(方向センサー)を世界で初めて自動車用に開発され、走行センサーと組み合わせることで現在位置を算出し、ブラウン管の画面にセットした透過型の地図シートに自動車の経路をドライバーが進むべき経路の選択を寛容にできるろうにした。
その後、GPS情報などを用いる現在のナビゲーションシステムへと進化した。ホンダのナビゲーションの功績がナビゲーションシステムの発展に大きく貢献した。

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