アメリカをはじめとして世界の大型スポーツバイクの市場にホンダが新規参入するためには既存の大型バイクをはるかに凌駕するバイクを開発する必要があった。
量産車として世界初の並列4気筒OHCエンジンや高い制動力を持つディスクブレーキなど圧倒的なパフォーマンスを実現したドリームCB750FOURは大ヒットとなり、ナナハンという言葉を生み出すほどのブームを巻き起こしホンダは大型高性能のスポーツバイクをつくるメーカーというイメージを確立した。
カラフルなキャンディーカラーを採用しこれまでのストイックで武骨なイメージがあったモーターサイクルから一変、若者のファッションの一部として取り入れられ人気を博した。
ドリームCB450
公道向けの市販2輪車で初めてDOHCエンジンを搭載して発売された。
450ccで650ccの性能を目標に海外での大型車市場開拓を目指し開発されたスーパースポーツ。
エンジン:空冷4ストローク2気筒DOHC 444cc 最高出力:43PS 重量:183kg 販売年:1965年
CV型2キャブレター トーションバーババルブスプリング
当時の販売価格268,000円 現在換算で1,195,347円(消費者物価指数)
ドリーム CB750 フォア
世界初の量産4気筒OHCエンジンを搭載したスーパースポーツモデルで「ハイパワーをより安全に」をテーマにホンダ初のダブルクレードルフレームや油圧ディスクブレーキを仕様した。
えんじん:空冷4ストローク直列4気筒直列横置OHC 736cc 最高出力:67PS 重量:218kg
4キャブレター 5段変速 フロント:シングルディスクブレーキ 販売年:1969年
当時の販売価格385,000円 現在換算で1,410,343円(消費者物価指数)
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