MBX125F
MB/MBXシリーズの最上位モデルで、125ccクラスのスポーツバイクに水冷・2サイクル・単気筒エンジンを搭載した軽量で高性能なロードスポーツバイクを発売した。
エンジンはロードレース・モトクロスレースなどで培われた2サイクルエンジン技術を傾注したエンジン。
排気部にホンダのワークスマシンNS500で開発された自動調整トルク増幅機構(ATAC)やベンチュリー型排気チャンバーを採用することで、2ストサイクル特有の排気脈動を積極的に利用することで燃焼室内への混合気の充填効率を向上させ、22馬力の高出力と低・中速域から高速域にわたり扱いやすい出力トルク特性を出している。
車体設計は、優れた操作性とスリムと軽量化による取り廻しのしやすさを追求して開発されたセミ・ダブルクレードル型フレームは軽量と高剛性を兼ねており、フロント16インチホイールは国内外での豊富なレース経験から生まれ、旋回性に優れていることから採用された。また、ホンダ独自のプロリンク式リアサスペンションなどの採用で卓越した操縦性と軽量設計を可能とした。
MBX125Fの登場で125ccクラスのスポーツバイクは2ストロークと4ストロークのエンジンでオフロードからオンロード、トレッキングまで7機種9タイプと充実した幅広いユーザーに応えるものとなった。
エンジン:水冷2ストローク単気筒ピストンリードバルブ 124cc 最高出力:22PS 重量:96kg 年式:1983年
当時の販売価格:279,000円 現在換算で367,177円(消費者物価指数)
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