エイプ
１９９０年代、爆発的なバイクブームにより、バイクは性能競争を繰り広げていた。そうした高性能な走りを楽しむのではなく、ファッションやライフスタイルのひとつとしてバイクを楽しみたい若者にとって、乗りたいバイクは限られていた。そんな若者の価値観に応えるためにホンダ社内公募で２０代の技術者が集まり、「Nプロジェクト」がスタートした、第１弾モデルは「The Basic Fifty」をキーワードにバイクの基本的な素材を重視し、よりシンプルな車体構成を目指し開発されたのがエイプである。
空冷４ストロークOHC単気筒エンジンとリターン式５段ミッションと扱いやすい幅広ハンドル、前後ワイドタイヤ採用することで、シンプルで親しみやすい外見と操る楽しさを実現した。
エンジン：空冷４ストローク単気筒OHC 49cc 最高出力：3.7PS 重量：80kg 年式：２００１年 常時噛合式５段リターン
当時の販売価格：209,000円 現在換算で233,292円（消費者物価指数）
写真はデラックスタイプ
ズーマー
Nプロジェクト第２弾モデルで新たなスクーターカテゴリーの創造を目指し、遊び心を詰め込んだ個性派モデル。個性を大事にする若い人たちの感覚に合わせスクーター特有のプラスチックがないネイキッドスタイルに前後の極太タイヤ、デュアルヘッドライトが新感覚のスタイリングを際立たせた。
シンプルな構造で、カスタムベース車両としての用途も広く、素人の人でも比較的簡単に分解と組み立てができる為、ショップだけでなく個人レベルでもエンジンのチューニングや改造が楽しまれており、日本国内外のメーカーから数多くのパーツが発売された。
エンジン：４ストローク単気筒OHC 49cc 最高出力：4.9PS 重量：84kg 年式：２００１年 Vマチック
当時の販売価格：189,000円 現在換算で210,967円（消費者物価指数）
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