圧倒的な強さを目指す。 RCB1000

ホンダコレクションホール

RCB1000
1967年シーズンを最後に国際レースから離れていたホンダはヨーロッパにおけるブランド力が低下していた。現地の営業から人気の耐久レースに参戦し勝ってほしいという要望を受け、ヨーロッパ耐久レースに本格参戦するためかつて一大センセーションを巻き起こしたCB750Fourを参考にまったく新しエンジンを搭載するRCB1000を開発。
1976年のデビュー戦でいきなり優勝を果たし、その後4連覇を達成し無敵の強さから”不沈艦”の異名をとった。
現在の世界耐久選手権の前進であるヨーロッパカップにおいて、開幕戦から5戦全勝でいきなりタイトルを獲得。
RCBのエンジンはクランクケースこそCB750 Fourベースとしていたが、シリンダーヘッドはDOHC4バルブに変更されていた。初期モデルはボア×ストローク68mm×63mmの915.15ccの排気量を持ち、通称RCB915とも呼ばれている。レース後に毎回改良の手が加えられ、ストロークアップが図られた。
2型では排気量が941.33ccとなり、合わせて初期モデルに見られたマシンの耐久性をの問題も改善された。
RCBは最終的にボア×ストローク70mm×64.8mmの排気量997.48ccまでに拡大され、77年には同選手権で全勝をマークし、しかも6戦中5戦が1-2フィニッシュの圧勝だった。
最強のエンデュランスレーサーとして耐久王者の座に君臨し続けた。
エンジン:空冷4ストローク4気筒DOHC4バルブ(チェーン/ギア併用駆動) 997cc 最高出力:120PS 重量:190kg 年式:1976年 CDI点火 5段変速

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