極限の地を走る興奮を。

ホンダコレクションホール

1980年代、自然の地形を利用してつくられたセクションを足をつかわずにクリアするトライアルレースでは、2ストロークのマシンが常に上位を占めていた中、ホンダはワークスマシンとしてあえて4ストロークのRS360Tを開発し、トライアル世界選手権に挑み3連覇を果たした。1986年には道なき道を異次元のスピードで駆け抜けるパリ・ダカールラリーへも挑み4ストロークのNXR750で4連覇を達成。多くの人にオフロードバイクの興奮と楽しさを広げるきっかけをつくっていた。

RS360T  年式:1984年
低速域で粘りを発揮するOHC・2バルブ単気筒エンジンを搭載し、84年トライアル世界選手権で12戦中7勝しシーズンチャンピョンを獲得しました。
エンジン:空冷4ストローク単気筒OHC2バルブ 359cc 最高出力:20PS 重量:88kg 五段変速

NXR750  年式:1989年
1986年に参戦したホンダはNXR750デビュー戦にして優勝し、そこから4連勝を果たした。
パリ・ダカールラリー:道路を走れる車両ならばカテゴリーを問わず参加でき、真冬のフランス、パリから地中海を隔てたアフリカ大陸に上陸。その後は北西部に拡がるサハラ砂漠を走破し、大西洋岸にある街、セネガルのダカールまでを3週間で約1万kmという距離を走る壮大な冒険ラリーレース。
マシンのコンセプトは軽く・小さく・疲れにくく・壊れないタフネス・メンテナス性の良さ・高速安定性と低中速での操縦性に優れた車体・扱いやすいエンジン特性と燃費性能。そのうえでライバルを打ち負かす高いポテンシャルを持つこと。
大柄ながら軽快な運動性はそのまま市販車アフリカツインに継承。
エンジン:水冷4ストロークV型2気筒OHC4バルブ 779cc 最高出力:75PS タンク容量53L プロリンク式リアサスペンション

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