5月の東北、過ごしやすく旅に良い10

2024年GW東北の旅

青森県立三沢航空科学館の前に広がる航空公園が三沢市大空ひろばです。
乗って、触れて、間近で見れる展示飛行機の迫力が体験できる大人も子供も楽しめる公園です。
大空ひろばには、いずれも日本中の大空を飛び現役で活躍した航空機が11機展示してあります。F-104JとT-3については搭載体験ができ、UP-3Aは機内見学が出来ます。

1番航空科学館に近い展示機は「F-16A」です。
F-16は、1974年の試作機初飛行以来、2020年代においてもアメリカ空軍を初め世界各国の空軍で使用されている優れた戦闘機です。開発当初の目的であった空対空戦闘だけでなく、度重なる改良でその能力を拡大し対地攻撃、夜間攻撃、対空防御制圧といった多目的に使用できるマルチロールファイターとなっています。展示機は最も初期のF-16Aブロック10というタイプです。(現在アメリカ空軍三沢基地で使用している機体はF-16CMです。)

次に隣にある機体は「F-104J」で搭乗体験が出来る航空機です。
F-104Jは、昭和38年(1963)から航空自衛隊で使用された超音速戦闘機です。水平飛行での最大速度がマッハ2(音速の2倍、約時速2000km)以上の本格的超音速機で、輸入とライセンス生産併せて210機が導入されました。昭和63年(1986)まで日本全国(千歳、百里、小松、新田原、那覇)の7個飛行隊で任務に就きました。搭乗体験: 9:00~12:00と13:00~16:00になります。

次は「T-2」です。
T-2は、日本で開発された2番目の練習機です。超音速機に対応できる航空自衛隊戦闘操縦者育成に使用する高等練習機として、またその発展型を支援戦闘機として開発することを目的として設計されました。昭和46年(1971)に試作機が完成、同年11月に超音速飛行を達成し、日本初の超音速機となりました。以後、昭和51年(1976)から平成13年(2001)まで飛行教育に使用され、平成18年(2006)に航空自衛隊から全機退役しました。T-2にはレーダー、武装等が装備されていない「前期型」とそれらが装備され戦闘機として使用可能な「後期型」があります。展示機は「前期型」です。

次の機体は「T-2(ブルーインパルス仕様)」です。
超音速高等練習機として採用されたT-2を、F-86Fの後継として二代目のブルーインパルス使用機としたものです。胴体の燃料タンクの一部をスモークオイルのタンクとし、エンジン排気口後部に発煙装置を付加する等の改修がされました。6機が新造、4機が改造されて合計10機がブルーインパルス仕様となりました。  昭和57年(1982)から平成7年(1995)まで展示飛行を行いました。

次の機体は「F-1」という航空機です。
F-1は、T-2高等練習機から改修され単座の支援戦闘機として開発されました。昭和52年(1977)に初号機が完成し初飛行、初の国産超音速戦闘機となりました。 昭和53年(1978)から、三沢基地所属(当時)の第3飛行隊を皮切りに配備され、合計3個飛行隊で使用されました。平成18年(2006)最後のF-1が退役しすべてのF-1が航空自衛隊から姿を消しました。

今回はここまで残りは次回に載せたいと思います。

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