5月の東北、過ごしやすく旅に良い8

2024年GW東北の旅

4日目の後半について載せます。

青森県三沢市大文字三沢字北山158にある青森県立三沢航空科学館に行ってきました。

青森県三沢航空科学館は紹介することが多いので3回に分けて紹介させていただきます。

青森県が航空史に果たしてきた役割を引く全国に情報発信し、「大空」と「飛翔」を」テーマに未来を担う子供たちが楽しみながら「科学する心」「感動する心」「挑戦する心」を育む施設として青森県により設立されました。

航空の町として発展し、大空のまちづくりを進めている三沢市が整備する「三沢大空ひろば」の一角であり、平成15年8月8日に開館しました。

室内は飛行機の展示だけではなく科学技術の体験ブースなどがあり、子供たちが楽しく遊びながら学べる場所となっており家族全員で楽しく遊べると思います。

入ってすぐは、ミス・ビードル号がお出迎えしてくれます。

ミス・ビードル号は1931年に世界初の太平洋無着陸横断飛行に成功した飛行で、青森県三沢市淋代海岸かミス・ワシントン州ウェナッチ市まで世界初の飛行に成功しました。

写真のミス・ビードル号はレプリカで実機は新たな持主が操縦中に大西洋で行方不明となってしまいました。

少し進むと奈良原式2号機があります。

ライト兄弟の初飛行から7年後の1910年(明治43年)徳川好敏大尉がアンリ・ファルマン機で、日野熊蔵大尉がグラーデ機で飛行したのが日本で最初の動力飛行とされています。これらはフランスとドイツから離入されたものでした。その翌年、1911年5月5日、海軍技師・奈良原三次が制作した奈良原式2号機は、日本初の飛行場として開設された所沢飛行試験場で、高度4mで距離60メートルを飛び国産機による最初の飛行記録を作りました。

奈良原式2号機

全幅上翼:10.0m 下翼:9.20m 全長:10.0m 全高:2.80m 自重:430kg 

全備重量:550kg エンジン:ノーム空冷式回転星型7気筒 50HP 乗員:1名

隣にある飛行機は白戸式旭号です。

青森県金木町生まれの白戸榮之助は、初の国産機を成功した奈良原三次のもとに弟子入りし日本人初の民間飛行士となりました。奈良原飛行団の飛行士として、航空思想のため日本各地で有料巡回飛行を行い成功を収めました。白戸式旭号は白戸榮之助が巡回飛行のためのに奈良原三次の門下生だった伊藤音次郎に製作を依頼した飛行機です。補助翼が垂れ下がっていて風圧で水平になった補助翼を旋回時に必要な方を引き下げる方式とプロペラ軸にはずみ車をつけていることが特徴となっています。

白戸式旭号

全幅:11.0m 全長:7.20m 全高:2.60m 重量430kg

エンジン:グリーン水冷式直列4気筒 40ph 乗員1名 初飛行:1915年(大正4年)

前期はここまでとさせていただきます。中期では戦後初の国産輸送機などを紹介させていただきます。

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